資格があると、プロフィールに箔がつきます。
また、特定の資格を保有していなければ取れない上位の資格や、従事することのできない仕事もあります。
この記事では、Z世代の私たちがとるべき資格について紹介していきます。
取るべき資格の特徴について

資格と一言にいっても沢山の種類があります。
民間の会社が発行している資格から、国が管理している国家資格まで多岐にわたります。
その中で、私達Z世代にとって重要となってくるのが以下の3点になります。
1.その資格を取ることにより、生活や仕事のレベルが向上するか
2.その資格の将来性はあるのか
3.そもそもその資格を取ることができるのか
また、わたし個人の意見ですが、民法が出題範囲になっている資格は取るべきであると考えています。
銀行法にしても、宅建業法にしても、基礎(ベース)となる民法があり、
その基礎に対して各業種に合った特別な法律を付け足しているにすぎないのです。
つまり、民法を一度網羅してしまえば、ほかの民法が関わってくる資格の勉強効率が跳ね上がります。
これから紹介する資格のうち、私が取得したのは宅地建物取引士と貸金業務取扱主任者になります。
すべて独学で、テキストと問題集を一冊ずつ購入していましたので、その紹介もいたします。
その他の資格に関しては、まだ取得していないため、書籍の紹介は控えます。
また、弁護士資格等の何千時間も勉強する必要があるものは除外します。
宅地建物取引士

おすすめ度 ★★★★★
200〜300時間
不動産取引を行う場合、従業員5人につき1人以上の宅建士の配置が義務付けられているため、需要は高いです。
民法をある程度網羅できるため、ほかの資格取得のときに役立ちます。
また、経済の基本は土地と建物です。
飲食店をするのも鉄鋼業をするにも場所は必要です。
NFT等が流行っており、これからはサイバー空間も商売のトチになるわけですが、
サーバーを置く場所は、依然として必要となってきます。
このような点から、将来性が一番安定している資格といえます。
以下の本は私が使っていたテキストになります。
ご参考にしてください。
【テキスト】
【問題集】
同じ会社から、一問一答の問題集も出ていますが、必要な人だけで良いと思います。
上記のテキストと問題集のみで足りるかもしれませんが、不安な方は次の教材も揃えましょう。
貸金業務取扱主任者

おすすめ度 ★★★★
200〜300時間
貸金業、すなわち金貸しを業として行う場合、取引が行われる事務所に1名は必ず配置しなければいけません。
また、事業所においては、50人につき1名以上の貸金業務取扱主任者が必要になるため、
貸金業界での需要は高いといえるでしょう。
この資格を実務で使うかどうかはさておき、
民法を学ぶことができ、かつ金融の中の一つである銀行の一端を専門的に知ることができるため、
一度勉強しておくとよいでしょう。
以下は私が使っていたテキストになります。
ご参考にしてください。
【テキスト】
【問題集】
以下では、貸金業務取扱主任者の勉強法について紹介しています。
社会保険労務士

おすすめ度 ★★★
勉強時間の目安 800〜1000時間
社会保険・労務管理のプロフェッショナルで、社会保険や公的年金等の分野では唯一の国家資格となります。
書類の作成や手続きを行い、労働問題のコンサルティングもおこなうような仕事になります。
勉強することは多いですが、社会保険や公的年金等の社会保障は移り変わりも激しく、
この先もなくなることのないものなので、この手の仕事の需要はかわらないでしょう。
中小企業診断士

おすすめ度 ★★★
800〜1000時間
中小企業の経営診断や助言を行う仕事になります。
筆記と口述試験、さらに実務従事も必要であり、非常に狭き門ですがその分人気も高いです。
時間と労力を考えると、なかなか手の出しづらいものになっていますが、
経済の基本から応用までを広く深く体得できる素晴らしい資格と言えるでしょう。
行政書士
おすすめ度 ★★★
800〜1000時間
仕事や生活をする中で、官公署にさまざまな書類を提出するケースは多々あります。
企業や個人に代わって官公署に対する書類の作成、申請を行う仕事を担うのが、行政書士になります。
「街の法律家」とも呼ばれるように、法律の勉強もしなければなりません。
なかなかに重たい試験ですが、需要がある資格となります。
情報処理安全確保支援士

おすすめ度 ★★★
400〜500時間
サイバー攻撃の増大を受けて、2016年に創設されたサイバーセキュリティ分野の国家資格になります。
政府機関や企業などにおける情報セキュリティ確保を支援する仕事を担うこととなります。
これからはサイバー空間にまで市場が広がっていきます。
サイバー管理の能力を問われてくる時代になってくるため、需要はどんどんと大きくなっていくでしょう。
私もいち早く取りたいと考えています。
フィナンシャルプランニング(FP)2級
おすすめ度 ★
200〜300時間
家計に関する金融や税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金などの知識をもって、
顧客に対してマネープランの提案をおこなう仕事になります。
ただし、FPがなければ従事できないような仕事はなく、
個人の経歴に多少の泊が付く程度なので、優先度は低いと考えています。
税制や不動産、保険などは、他の資格を取得するときにも学ぶ内容になっています。
キャリアコンサルタント
おすすめ度 ★★★
130〜200時間
新卒者の就職相談に乗ったり、転職者の再就職先を一緒に探したりと、
相談者の人生の天気に寄り添うカウンセラーとして人気が高い資格ですが、2016年より国家資格となりました。
離職率の高さやジョブ型社会への移行、失職による自殺者数の増加等、不安定な社会では必要とされる職業になります。
キャリア理論はもちろんのことながら、仕事に対する多角的な視点を養うことができるので、
私達にとって得られるものは大きいです。
メンタルヘルス・マネジメント検定
おすすめ度 ★★
厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」を受けて、
大阪商工会議所と、施工商工会議所が共同で実施している検定になっています。
昨今では、心の病による休職や離職、自殺が社会問題になっています。
人事・労務管理の観点から心の病を未然に防ぎ、健康増進ができるような力を養う事ができます。
内容としては、セルフケアから始まり、マスターコースまであるので、
自分自身のメンタルが不安定と感じている人も勉強するとよいでしょう。
ディープラーニングG検定

おすすめ度 ★
30〜40時間
2017年に創設された、AIの事業活用に関する知識を問う検定になります。
ディープラーニングの基礎的なところを学習していくことになりますが、
いまのところこの資格をとる優先度は低いでしょう。
私はAI開発をしていた経験もありますが、
ディープラーニングは仕組みがわかっていたとしても、実用となるとさらにハードルが上がります。
モデルの構築や評価など難しいことは多いです。
ただし、ディープラーニングを使ってどんなことができるのかを漠然と知っておくことはよいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
様々な資格がありますが、私達にとって大切となるのは、
実用性があるかどうかと、視野が広がるかどうかという2点になります。
とりわけ行政や民法はすべての基礎になるので、資格が取得できるかできないかに関わらず、
資格勉強がいいきっかけになると思って取り組んでみるといいでしょう。
また、私達Z世代は、まだまだ自分の好みや積み上げてきたものは少ないですが、
自分が従事している仕事や趣味に対して、何をプラスにすればオリジナリティが生み出せるのかを考えながら資格を選んでいくこともよいでしょう。
現在はYOUTUBEなどの動画配信サイトで資格の勉強ができます。
耳学問で大雑把に学んだあとに、テキストを読むと効率が上がるかもしれません。
最近では、資格に合格すると、受講料をキャッシュバックする制度をもうけているカリキュラムが出てきていたり、
さまざまな教育プラットフォームがあります。
独学で膝をついてしまった方も、自分のやりやすいやり方、ペースで学んでいきましょう!
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