チャート分析を利用してトレードをしていると、
予測していた方向とは、逆方向に大きく値が振れることがあります。
こういったときには、背後に大きなお金を動かしている投資家の存在が見え隠れします。
今回は、そのような大口投資家がどのような思惑で、どういった手法をとっているのかを解説し、
それに対応するための投資手法について紹介していきます。
- 大口投資家の動きがわかる
- 大口投資家の影響を受けやすいケースがわかる
- 大口投資家の動きに振り回されなくなる
大口投資家の注文が決済されると相場が動く
大口投資家とは、たくさんの運用資金をもとでに取引している投資家のことです。
個人投資家もいれば、ファンドのような資金を集めて投資をしているような機関もあります。
そうした大きなお金を動かす投資家が相場に与える影響は大きく、
時にトレンドを作るきっかけになったり、トレンドを終わらせるきっかけになることがあります。
大口投資家の影響を受けやすいケースは、
取引量が少ない銘柄であったり、短い足での取引をしている場合です。
そうしたケースでは、過敏に反応したり、思っていたよりも利益が取れない、ロスカットをくらうことがあります。
また、ビットコインの市場も大口投資家の影響を受けやすい環境になっています。
ビットコインの大半を一部の人が握っているため、相場を操作されやすい現状にあります。
大口投資家は一般投資家のストップを狙っている
大口投資家が相場に影響を与え、値動きを作ることはお分かりかと思われますが、
その値動きは、一般投資家のロスカットを狙って行われることが多いです。
ほかには、年末などの長期休暇前の決済などがありますが、あらかじめ予測ができるものなので、こういった動きにはついていくことは比較的容易になります。
問題は、日常的なトレードの中で行われる注文・決済であり、
そういった大口投資家の動きは、たいていの場合チャート分析による予測を裏切ります。
たとえば、逆三尊の形がでて、上昇トレンドになるかと思われる形状であったのに、
上昇の途中で急激に値が下がる場合です。
そういったケースでは、たいていの場合で戻しがあり、トレンドに入りますが、
その過程の上げ下げでロスカットをくらっては、利益をとることができません。
対策としては、
- ロスカットをくらわないように手厚く証拠金をもつ
- 短い足でのトレードをしない
以上のようにしておくことで、大口投資家の揺さぶりに耐えることができます!
チャート分析が通用しない
チャート分析は、統計学を活用して行われる分析です。
統計学による分析は、イレギュラーなデータに弱い分析となっています。
数千万人が買うポイント、売るポイントが予測できても、
一人の人間が買うポイント、売るポイントを特定することはできません。
そのため、特定の投資家により影響を受けるような銘柄や、時間足での取引では、チャート分析が通用しません。
急激な変動後の戻りが狙える
一部の大口投資家や機関投資家による相場変動は、チャート分析により予測ができないことは説明してきました。
しかし、こういったイレギュラーな価格変動があった後には戻りがあることが多いです。
イレギュラーな価格変動のあとに起こりえるパターンは大きく分けて次の2つです
- 戻りが入る(上昇後の下降、下降後の上昇)
- 動いた方向にトレンドができる
もみ合いになるパターンも考えられなくはないですが、
ロスカット等の注文をぐちゃぐちゃにされた後の動きは大きくなることが多いです。
まとめ
お疲れ様でした(^_-)-☆
大口投資家の思想と影響力から、一般投資家が取れる手法について解説していきました。
一般投資家は、基本的には相場の流れを作ることができません。
相場の流れに乗ることしかできないため、弱い立場に立たされています。
FXや仮想通貨取引、特に短い足でのトレードでは、大口投資家の食い物にされる可能性があります。
しっかりとした資金管理をして、不利な立場を利用されないようにしましょう!
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