FX取引は、有利な時間帯と不利な時間帯があります。
やはり、取引量が多いときに出た売買サインと、少ないときに出た売買サインでは、圧倒的に取引量が多いときに出た売買サインのほうが信頼できます。
では、どのような時間帯が取引量が多いのか?
各主要市場の動きをもとに解説していきます!!
為替取引における大きな市場について
取引量の多い市場について知っておくことは、
為替取引において重要なことになります。
数多くのトレーダーが参加し、大きく値が動きやすい市場の特徴や時間帯をおさえることで、
有利にトレードを実践していきましょう!
東京市場
- 取引量が少なく、値動きも小さい
- 日本人が主に取引をしているため、クロス円の取引量が極めて多い
- 前日のNY市場の動きに影響を受けやすい
言わずと知れた日本の取引市場になります。
アメリカからの影響を受けやすく、
ニューヨーク市場が好調であれば好調になりやすく、不調であれば不調になりやすいです。
また、日本には、為替に大きな影響を与えるような力がないため、
FX取引に関する経済指標の発表が少なくなります。
ニューヨーク市場
- 市場が開く前半は、ヨーロッパの市場と重なっており、一日のうちで最も取引が多い時間がある
- 日本時間の21時代に経済指標の発表が多く、発表後に大きく相場が動く
- ヨーロッパの市場が終わると勢いが弱くなり、トレンドが続いていても終わる可能性がある
ニューヨーク市場はヨーロッパの市場との結びつきが強い市場になります。
時間帯としては、夜の10時30分からなので、なかなか起きてトレードすることは難しいのですが、取引が盛んになります。
ヨーロッパ市場
- ロンドン市場での取引量が多い
- ヨーロッパの各市場がオープンするにつれて取引量が多くなり、トレンドができやすい
- 夕方17時から18時の間にイギリスやヨーロッパの経済指標の発表が多いため、そのタイミングで相場が大きく動きやすい
為替の取引が最も盛んな市場がこのヨーロッパの市場であり、特にロンドン市場での取引が盛んになります。
夜24時にロンドンフィキシングと呼ばれる金価格の決定があり、価格が非常に大きく動く要因になっています。
アジア市場でできた流れを断ち切ろうとする動きも見られることがあるので、
ヨーロッパの市場がオープンする前にはポジションをしまって、次の動きを見ることも大切になってくることがあります。
主要な取引所のスケジュール
日本時間 | 主な動き |
10時 | 東京市場の仲値が決まり、取引量が多くなる |
16時 | ヨーロッパ市場のスタートで取引量が増える |
17時30分 | イギリスの経済指標の発表はこの時間に多い |
21時30分 | アメリカの経済指標発表はこの時間に多い |
24時 | ロンドンフィキシング |
基本的には、取引量がが増えるような時間帯を抑えておくことが大切です。
取引量が多いときにできたトレンドやサインというものは、
取引量が少ないときに比べると圧倒的に信頼性が高まります!
有利な時間帯や不利な時間帯
感の言い方はおわかりかと思いますが、
いままで説明してきた中で、取引に有利な時間や、逆に不利になる時間があります。
有利な時間帯は、取引量の多い時間帯であり、不利な時間帯は取引量が少ない時間帯です。
とくに取引量が少なくなる時間帯は、
ニューヨーク市場の終わりから東京市場の仲値が決まるまでの時間帯です。
日本人のタイムスケジュールからいくと、朝起きてから10時を超えるまではあまり取引に向く時間ではないということです。
出来高が少なく、値動きが小さい時間帯は、急変が起こりやすく、機関投資家などの影響をモロに受けてしまう恐れがあります。
まとめ
お疲れさまでした(*^^*)
今回は各主要市場の動きから取引に有利な時間や不利な時間を解説していきました。
チャート分析の信頼性をあげるためにも、取引量が多い時間帯にトレードをするようにしましょう。
また、この話はデイトレードをしている人が対象になってくるようなものですので、
日足でトレードをして1ヶ月間のスパンで利益を取るような方にはあまり関係のないことかもしれません。
時間帯だなんだと考えるのが面倒な方は長期スパンでトレードしてみてもいいかもしれませんね!
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